キューティー・ミュージカル「悪魔のつぶやき」~アクマでキュートな青春グラフィティ~
初日行ってきた。
℃-uteとしての舞台は初めて。
舞台といってもミュージカルということで、期待半分、不安半分。
とりあえず舞台なのにグッズの量が半端ない。
ソロTはスルーするも全部で1万とは!
会場ではなぜかサイリウムも売っていて、「カーテンコールで使って下さい」とお姉さん。
一応電池式を1本ポッケに忍ばせて会場へ。
席は後ろから3列くらいのFC自枠!だったけど会場が狭いこともあり、けっこう近い。
ステージは前に張り出した花道?があって、
6列中央は神列。
開演前のアナウンスは℃-uteでした。
そして、開演。
結論からいきなり言っちゃうと、
『萌え』と
『複雑な心情を歌う愛理』がこの舞台の見所!というかそれがすべて!といってもいい位。
それ以上でもそれ以下でもないといった感じ。
ストーリーを簡単に説明すると、悪魔学校に通う心優しい悪魔の℃-uteが『アクマ』として一人前になるために、人間界に降り立ち、仲良くなった一人の女の子に自分の意に反しても『アクマらしい』つぶやきをしなければいけない、という試練を乗り越えるというおはなし。
『アクマ』がいれば当然『天使』もいて人間にはその両方が必要、
いわばアクマは
『必要悪』。
流行の『キャラ論』?それとも『教育論』?と最初は思ったけど、そのあたりはさらっと流して、非常に淡白なおはなし。
『萌え』というのは言わずもがな、悪魔コスの℃-uteがかわいいってこと。
舞美はなぜか東北弁で、最初「えw舞美ちゃんw」で、慣れるまでが大変でした(笑)
なっきぃは、ツンキャラ?で怒られたいヲタはいっぱいいるだろう。
愛理は普段の愛理そのまんまといった感じ。
ちっさーはすっごいかわいらしい言動で、これはマジ萌えた。
マイマイはこのグループのリーダーでキャラ設定は曖昧。
特になっきぃは露出が多くて、近くに座ってるヲタはそこしか見てないだろーなーって感じ!←
個人的には悪魔コス、そんなにキてはないんですが。
あと舞美ちゃんに緑は似合わないなー、とか。
『複雑な心情を歌う愛理』というのは、この話のキモであるクライマックスの歌。
人間界で仲良くなる女の子はダンサーになるのが夢なんだけど、その夢を叶えるためのオーディションの日にお母さんが事故に合い、「さぁ、どちらをとりますか?」で、
『あの人は強い人だから大丈夫!あなたがいなくても大丈夫。あなたは自分の夢に向かうべき』
という内容の歌詞の歌、これが『悪魔のつぶやき』というわけなんだけど、このときのリリィ(愛理)の心情を思うとグッとくるし、愛理の歌声を聞いているあいだ、ずっと鳥肌が立っていた。
ここが一番の見所、聴き所で
これを表現するためのミュージカルといっていいだろう。
聴く価値は十分にあります。
さらっと感想を書きましたが、こんなもんかなーと。
ミュージカルを数回しか見たことない僕がいうのはアレですが、ミュージカルというより演技+歌+ダンスといった感じ。
それってミュージカルじゃね?
まあたしかにそうなんだけど、会場の音の鳴りはよくないし、やっぱりミュージカルとは発声がぜんぜん違うから、なかなか聞き取れないところが多かったり。
舞台として言えば、個人的にはちょっとガッカリかなーと。
というのも、主役の愛理以外の子にはほとんど見せ場がないし、何より脚本自体が非常に
『ヲタ向け』で、
「おまいらこーゆーのが好きなんだろ!(・∀・)」
って言われてる感じで、それはちょっとどうだろう?と。
まぁ好きですけどー←
でもそこを舞台には求めてませんけど?
キャラ設定も面白いっちゃ面白いんだけど、
℃-uteを知りすぎちゃった太田さん故に『ヲタ的視点』でやっちゃったのかなーといった感じで、『萌え』以上なんにもなし!といった感じ。
脚本はこれでいくのなら、あの女の子ともうすこし時間をかけて関係をつくっていかないと。
クライマックスの愛理の心情を大きく膨らませることに尽力していくべきかなーと。
関係をつくるシーンがダンス+αといった感じであまりに淡白。
ここをもう少し盛り上げれば、感情のもっていき方がもっと上手くいくと思いました!と素人が言ってみる!
とりあえずあと日曜日もう1回いきますが、千秋楽は今のところ行かないかな。
という思いが、率直なところです。
まあでも『℃-uteヲタ』さんなら絶対楽しいと思うので、行ってみてはいかがでしょうか。